顎関節症の主な治療法

顎関節症は、様々な要因が複合的に絡み合って発症すると言われていますが、日頃の生活習慣や食習慣、姿勢や癖なども大きな要因となっている事が分かっています。また、現代はストレス社会と言われ、私たちをとりまく環境はストレスだらけと言ってよいでしょう。無意識の内に歯を食いしばっていたり、笑っているようでもどこか緊張していたりしがちなのです。ですから、顎関節症の軽減と予防の為には、生活や行動の見直し、ストレスの発散方法を見つけるなどの工夫が必要となってくるでしょう。自分自身で行うセルフコントロールが、まず第一に大切だと言えるでしょう。歯科医院をはじめ、医療機関では原因となり得る行動や姿勢、生活習慣などをもとに考え、自覚を促す「行動の認知療法」を行う事があります。また、歯にスプリント(マウスピースの一種)を装着し、噛みしめや歯ぎしりによって生じる顎関節の負荷を軽減したり、痛みが酷い場合には炎症えお抑える薬の投与、精神的なストレスが要因と考えられる場合には抗うつ剤を処方する事もあります。顎関節症の治療をする事で、頭痛や肩こり、手足のしびれなど不定愁訴が軽減できる事もあります。気になっている症状があるならば、遠慮せず一度相談してみるのが手かもしれませんね。