現代の食品包装は食料有効利用にも貢献
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現代の食品包装は食料有効利用にも貢献

包装、特に食品包装は食品加工技術と相まって非常に重要な要素となっています。食品包装技術は単に包むだけに留まらず食品の品質維持や安全性確保をしつつ食品に対する信頼性をも担っていると言っても言い過ぎではないでしょう。OPP袋など生鮮食品の鮮度を保っている食品包装が良い例です。現代では、ほとんどの食品が、食べたいときに食べたいものが食べたい量だけ入手できるという生活に欠かせないものとなり、一方で食品の無駄を減らすという食糧有効活用にも一役買っています。昔であれば、丸ごと買って家で食べられる部分だけさばき、残りは廃棄という流れの中でどうしても家庭から出るごみの量を減らすことに限界がありました。それが販売前の食品加工により必要な部分だけを、必要な分量だけ包装技術により確保し品質維持しつつ流通にのせ全国津々浦々まで行き渡るような形態が構築されています。そこには冷凍・冷蔵技術も加わり、まさに多種多様なライフスタイルを支ええています。包装技術向上は、流通面でも省スペース化に成功し、効率の良い流通を達成しています。流通で使われる梱包用資材の種類を調べた結果の報告によると、1位の紙から順次プラスチック、金属、ガラス、木材、その他と続きます。1位の紙はまさに段ボールに代表される梱包材のメインで、食品包装に限って言えば乳製品等の飲料容器への使用が主でその割合は全体の数%でしかなく、またペットボトルやレトロパウチ、菓子類に多用されているフィルム包装などで使われているプラスチックも全体の10%程度と言われています。食品用梱包資材として大きなウエイトを占めているのは、やはりアルミ缶やスチール缶といった缶類に代表される金属やビールや酒、ジャムなどに多用されているガラスという事のようです。木材に至っては、現在ではほとんど見る機会がないとまで言えるほど少なくなっています