税理士には根気力と創造力も必要
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税理士には根気力と創造力も必要

税理士にとって必要なのは、お客様から提示された数字を見て本来はこうあるべきという推察力だと言う人がいます。お客様を疑うというわけではありませんが、物の見え方はさまざまなので、お客様にとっての事実と本来の姿というのが違っている場合もあります。

本来こうあるべきということを税理士の方で推察出来たら、お客様に正しい認識を持ってもらえるようにします。こういった力はとても重要です。また、お客様の会社をどうしたら良くなるのかということを想像しなければ前に進めません。

問題が起きた場合は、どうしてこういった問題が起きたのか、なぜ改善されずにいるのかといったことを考えていかなければなりませんが、お客様の方からそれを話すということはほとんどありません。税理士の方で感じ取らなければ見当違いな話になっていくばかりです。

また、税金を計算して、納付をお願いするというタイミングというのは、会社や社長によっては違うことがあります。相手の出方というものを想像できていれば、自分の対応に余裕が生まれてきます。柔軟な対応ができるということは、他との差別化にもいつながります。

性格的には税理士はきっちりとしてないといけないような感じですが、正確さというのは何事にも重視しなければならないということを前提にして、性格はざっくりとしているというかおおらかさを持ち合わせていることも大切だといえます。

税理士はお客様とのやり取りも重要な仕事です。四角四面で教科書どおりに運ぶなんてことはありません。お客様は経営に関していろんな考え方をお持ちです。

さまざまな考え方に対応できるような柔軟性があった方がいいといえます。対人力は想像力があってこそです。