惹きつけられる作品とそうでない作品のボーダーラインには
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惹きつけられる作品とそうでない作品のボーダーラインには

デッサン力を身に付けたいとお考えになっている皆さんに、デッサンの上達方法の1つに、街行く人々の観察があげられます。街行く人々の特徴などを見極めながら、それぞれの人々をデッサンの中で表現するとしたら、どんな表現をしてみたいのかを頭の中でイマジネーションしてみます。デッサンや作品づくりに必要な事柄の中に衝動があります。まさに描きたい、描いてみたいというようなパッションです。皆さんの内に秘めたるパッションが鉛筆を握る手や腕を動かしていると言っても過言ではないはずです。身近な人々や風景を観察しながら、この被写体を是非とも描いてみたいという感覚をみつけることも大切です。絵を描くことは皆さんの感性に引っかかる被写体をみつけるパッション探しであるかもしれません。美術館や美術の教科書などで出会った名画のような鮮烈な感触は、画家たちのただ単に描きたいという気持ちが生み出している作品かもしれません。美術館に展示されている綺麗に額装された名画たちが、皆さんに語り掛けるような感覚はいったどこから生み出されているのでしょうか。皆さんが惹きつけられる物事を作品の要素の中に組み合わせてみましょう。名画のもつ引力の元が紐解かれていくかもしれません。